A41 不定形 2

Mi povas naĝi.
私は泳げます。


音声読み上げ 

★ 動詞不定形(語尾 –i )は、次のような動詞の目的語としても使います。目的語でも語尾 -n は付けません。
  例) povas naĝi  泳ぐことができる
 povas ~i  ~することができる
 devas ~i  ~しなければならない/~に違いない
 volas ~i  ~したい
 ŝatas ~i  ~するのが好き/好む
 rajtas ~i  ~してもよい
 komencas ~i ~し始める

Li povas paroli Esperanton bone.
彼はエスペラントをじょうずに話すことができます。
Mi ŝatas lerni lingvojn.
私は言語を学ぶことが好きです。
Ĉu mi rajtas sidiĝi ĉi tie?
ここに座ってよろしいですか。
Kion vi volas trinki?
何が飲みたいですか。
Satoru komencis legi tiun faman libron.
さとるはその有名な本を読み始めました。
Vi devas tuj iri.
あなたはすぐに行かなければなりません。
Erika ŝatas kanti.
エリカは歌うのが好きです。

povidevivoli は英語の助動詞にあたりますが、エスペラントでは普通の動詞です。 Akiko komentas

sidiĝi 座る/ ĉi tie ここに/ trinki 飲む/ fama 有名な/ tuj すぐに/ viziti 訪れる/ kuiri 料理する/ skribi 書く/ letero 手紙/ telefoni 電話する/ aĉeti 買う/ sako バッグ/ la ĉina lingvo 中国語/ naĝi 泳ぐ/ fumi タバコを吸う


練習問題

(   ) にあてはまる単語を書いてください。

① 私は韓国を訪れたい。
 Mi (      ) viziti Koreion.
② 私の兄は料理をするのが好きです。
 Mia frato (      ) kuiri.
③ 私は手紙を2通書かなければなりません。
 Mi (      ) skribi du leterojn.
④ あすあなたにお電話してもいいですか。
 (    ) mi rajtas (         ) al vi morgaŭ?
⑤ のりこはそのバッグが買いたかった。
 Noriko (      ) aĉeti tiun sakon.
⑥ まさとは中国語を学び始めました。
 Masato (        ) lerni la ĉinan lingvon.
⑦ 彼はとてもじょうずに泳げます。
 Li (      ) naĝi tre bone.
⑧ ここでタバコを吸ってはいけません。
 Vi (   ) rajtas fumi ĉi tie.


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「A41 不定形 2」への5件のフィードバック

  1. 何が飲みたいですか。Kion vi volas trinki?はなぜkionでしょうか。Kioではダメでしょうか。

    1. A33課で Noriko legas libron. は「のり子は本を読んでいます。」という意味で、libron「本を」は目的語になりますね。(語尾に n がつき、これを対格といいます。)
      一方A13課の Kio estas Esperanto? 「エスペランントは何ですか?」の文章の Kio は「何?」という意味で目的語ではありません。(「何?」は補語といいます。)Kion vi volas trinki? の説明文は「何が飲みたいですか?」としていますが厳密には「あなたは何を飲みたいですか。」という意味です。 「何を」は明らかに上述の libron 「本を」と同様に目的語です。なお、参考までに2つ文例を記述します。
      ① Mi trinkas kafon. 私はコーヒーを飲んでいます。
      ② Mi volas trinki kafon. 私はコーヒーを飲みたいです。
      trinki も voli も他動詞です。

  2. Rajtiの否定が「しなくてもよい」ではなく「してはいけない」になるのはなぜですか?
    また、Deviの否定も「してはいけない」になりますか?

    1. Llanaさま

      rajtiは、「~してもよい」、すなわち「権利がある」ということを表わします。 従って、ne rajti は、「権利がない」ということで「~してはいけない」となります。
      同じように、deviは「~しなければならない」すなわち「義務がある」ということですから、ne deviは「義務がない」すなわち「しなくてもよい」というのが本来です。
      しかし、エスペラントでは、ne devi はヨーロッパ諸言語の影響で「~してはいけない」と解釈されることが多いのです。
      そこで、「しなくてもよい」はもっぱらne bezoni を使っていいます。bezoniは「(~することが)必要だ」という意味です。「Li bezonas ripozi. 彼は休息が必要だ。」というように使われます。
      そこで、「Li ne bezonas ripozi.」は「彼は休息が必要でない。彼は休息しなくてもよい。」という意味になります。

      1. kirisanさん

        分かりやすいご説明ありがとうございます。
        rajtiとdeviの違い及び「しなくてもよい」の表現のしかたがわかりました。

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